STAGE 04 / 08

どこに注目する?

アテンション文脈約5分

文章を作る生成AIは、文の中の言葉(トークン)ごとに「前にあるどの言葉に、どれだけ注目するか」を計算して、その言葉の中身を決めています。これがアテンション(注目)です。札を選んでライトの当たり方を見て、「はし」が橋にも箸にもなるところを確かめましょう。

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PREDICT「川の はし を 渡る」の「はし」は、どの言葉にいちばん注目する?

予想してから、文脈ダイヤルで「川 の はし を 渡る」にして「はし」の札をクリックし、確かめよう。
あそびかた上から順にやってみよう。図の番号が操作する場所です。
  1. 1クリック←→注目元(見る側)を選ぶライトが当たる札が注目先。明るく太いほど強く注目している。後ろの札が暗いのは、まだ書かれていない言葉には注目できないから。
  2. 2ダイヤルをドラッグC文を差し替える前にある言葉(ごはん・川・道)が変わると、「はし」が注目した言葉の中身が混ざり、中身が箸・橋・端に近づく。
  3. 3フェーダーをドラッグ↑↓注目の重みを手で動かしてみる1本を上げるとほかが下がり、合計は100%のまま。離すと計算の値に戻る。注目の重みは、文を読むたびにその場で計算される値だから。
言葉の札注目のライト重みのフェーダー注目元ボタン文脈ダイヤル合計フェーダー

しくみ

注目元を選ぶこの言葉の目線で、前の言葉のどこを見るか

文を差し替える文脈ダイヤルと同じ

※説明のための読み取り。本物は名前を選ばず、「はし」の数字の並びが近い言葉の側へ動く(→ STAGE 03「言葉の地図」)。

    合計100%

    図の見かた

    白く縁どった札:注目元(見る側)。自分自身にも注目するライトの明るさ・太さ/フェーダーの高さ:注目先への注目の重み(合計100%。色は札の位置ごと)暗い札:注目元より後ろの言葉(まだ書かれていないので0%)注目の重みは、注目元の「問い(クエリ)」と各言葉の「目じるし(キー)」の合い具合の点数を、softmax で合計100%に配ったもの(→ STAGE 01「次の言葉はくじ引きで決まる」と同じ計算)。後ろの言葉は点数を消して0%にする。注目元の新しい中身は、各言葉の「中身(バリュー)」をこの重みで混ぜて作る。注目の重みは STAGE 05 のパラメータ(重み)とは別。毎回計算され、その計算のしかた(問い・目じるし・中身の作り方)が学習で決まる。数字は説明用の例。本物(Transformer という仕組み)は、この計算1組(ヘッドと呼ぶ)をたくさん並べ、何十層も重ねている。

    ミッション 0 / 4

    • 「はし」を注目元にして、いちばん強く照らされる言葉(注目先)を見つける
    • 文を「川 の はし を 渡る」に差し替えて、「はし」の中身を「橋」に近づける
    • 「はし」の中身を 橋・箸・端 の3つすべてに近づけてみる
    • 文の最初の言葉を注目元にして、自分だけに100%注目するのを確かめる

    わかったこと

    • 言葉は、文の中の言葉(自分も含む)に注目して中身を決める。これがアテンション。文章を作る生成AIが注目できるのは、自分より前の言葉だけ(後ろはまだ書かれていない)。
    • 注目の重みは、見える言葉ぜんぶで合わせて100%(→ STAGE 01「次の言葉はくじ引きで決まる」と同じ softmax)。どこかを強く見れば、ほかは弱くなる。
    • 同じ「はし」でも、前にある言葉(ごはん・川・道)が違うと、注目した言葉の中身が混ざって、箸・橋・端に近づく。前に手がかりがないと決めきれない。

    確認クイズ 3問

    Q1. アテンション(注目の仕組み)がしていることは?

    Q2. 文章を作る生成AIが「川の はし を 渡る」を読むとき、「はし」の中身を橋に近づける手がかりは?

    Q3. 「はし」が「川」への注目を強めると、ほかの言葉への注目の重みはどうなる?

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